Contents
- 育児中でも「現実的にできる」回復のしかた(HSP向け)
- 黄信号の休み方のコツは「休む」じゃなく「減らす」
- 1)黄信号の“回復優先ルール”を決める(1つだけでOK)
- 2)家事の「最低ライン」を決める(ここ超重要)
- 3)“判断疲れ”を減らす:選択肢を固定する
- 4)刺激を減らす:耳・目・情報を“締める”
- 5)「休む時間が作れない」人のための回復テク:90秒×数回
- 6)「焦燥感」が強い日の処方箋:やることを“1個”にする
- 7)周りに頼むのが苦手な人へ:頼み方の型(短文テンプレ)
- 8)黄信号でやってはいけないこと(回復が遅れる)
- 9)黄信号→赤信号を防ぐ“受診・相談の目安”(やさしく置きます)
- まとめ:黄信号の休み方は「優しくする」より「削る」
- もし今、つらさが強い方へ
育児中でも「現実的にできる」回復のしかた(HSP向け)
「赤信号ではない。でも、明らかにいつもと違う」
物忘れ、焦燥感、刺激のしんどさ、動けなさ…。
黄信号のいちばん難しいところは、頑張れてしまうことです。
だからこそ黄信号は、気合いで乗り切るよりも、
“回復の仕組み”を先に作るほうが戻りやすいと感じています。
この記事では、育児中でも実行しやすい「休み方」を、できるだけ具体的にまとめます。
(前記事の続きとして読む方へ:→「悩んでいないのに動けないサイン集(HSP向け)」)
✅ いまの私、黄信号かも(当てはまるものに□)
【脳(頭)のサイン】
□ 物忘れが増えた(買い物・約束・さっきのことが抜ける)
□ 段取りが組めない/優先順位がつけづらい
□ 連絡(返信・メール)が重くて止まる
□ 文字が入らない/読んでも内容が残らない
□ 小さな判断(服・献立)で固まる
【身体・自律神経のサイン】
□ 息が浅い/胸が詰まる感じがある
□ 焦るのに動けない(焦燥感だけ増える)
□ 眠っても回復しない/寝つきが悪い
□ 肩首の緊張が抜けない
□ 音・光・匂いなど刺激がいつもよりつらい
【感情・行動のサイン】
□ 悲しいより「焦り」「イライラ」が目立つ
□ 罪悪感が増えた(何もしてないのに責める)
□ 家事が急に難しく感じる(回らない)
□ 予定を入れるのが怖い/キャンセルしたい
□ SNS・ニュースがしんどい(情報を浴びるのが無理)
【思考(HSPあるある)のサイン】
□ 「もし〜なら」を何通りも考えて止まらない
□ 未来の心配が勝手に増殖する
□ 答えの出ない問いを握りしめてしまう
目安
□ 3〜5個:黄信号の入り口(予定・刺激を少し減らす)
□ 6〜9個:黄信号の真ん中(“最低ライン運用”に切り替える)
□ 10個以上:赤に近い黄(休息・相談を優先)

黄信号の休み方のコツは「休む」じゃなく「減らす」
育児中は、休みたくても休めません。
だから黄信号の回復は、こう考えると現実的です。
- 休む=ゼロにする(難しい)
- 減らす=負荷を“削る”(できる)
**回復の鍵は「刺激」「判断」「予定」「情報」**を削ること。
この4つを減らすだけで、脳の消耗がかなり変わります。
1)黄信号の“回復優先ルール”を決める(1つだけでOK)
まずはルールを1つだけ。
例)
- 「今日の最優先は睡眠」
- 「連絡は明日でもOK」
- 「家事は“最低ライン”だけ」
- 「予定を増やさない」
黄信号のときは、毎日が“臨時体制”。
非常時モードに切り替える宣言を、自分に出してあげてください。
2)家事の「最低ライン」を決める(ここ超重要)
黄信号で一番消耗するのは、実は家事そのものより
**“家事を回せてない罪悪感”**だったりします。
だから先に「最低ライン」を決めます。
最低ライン例(育児中向け)
- 食事:買う/温める/具だくさん味噌汁だけでもOK
- 洗濯:回すだけ(たたまない・しまわない)
- 掃除:床の安全だけ(おもちゃで転ばない程度)
- 片づけ:1か所だけ(玄関 or キッチンだけ)
ポイントは、“やらないこと”もセットで決めること。
「やる・やらない」を毎回判断すると、それだけで脳が疲れます。
3)“判断疲れ”を減らす:選択肢を固定する
黄信号のときは、小さな判断が地味に効きます。
今日からできる固定化
- 朝ごはんは固定(パン+ヨーグルト等)
- 服を固定(2セットをローテ)
- 子どもの軽食を固定(定番3つ)
- 夕飯の型を固定(丼・麺・汁物のループ)
「決めない」で済むだけ、脳が回復に回ります。
4)刺激を減らす:耳・目・情報を“締める”
HSPの黄信号は、刺激耐性が落ちていることが多いです。
だから刺激カットは最優先の回復法になります。
耳(いちばん効く)
- イヤホンより耳栓(音を“減らす”だけでOK)
- 家の中で「無音タイム」を5分作る(トイレでもOK)
目
- スマホ画面を暗く、色味を暖色に
- 夜は間接照明/部屋を明るくしすぎない
情報
- ニュース・SNSは“見ない時間”を決める(例:午前中だけオフ)
- 特に黄信号の日は「検索しない」も効果大 (調べるほど不安が増殖しやすい)
5)「休む時間が作れない」人のための回復テク:90秒×数回
まとまった休みが取れないなら、回復は“短距離走”でいいです。
90秒回復(1日3回でも違う)
- 目を閉じる or 遠くを見る
- 鼻から吸って、口をすぼめてゆっくり吐く
- 肩を一回すくめてストンと落とす
ポイントは上手にやることじゃなく、
「いま交感神経が上がってる」と気づいて下げること。
6)「焦燥感」が強い日の処方箋:やることを“1個”にする
黄信号の日は、ToDoが増えるほど焦ります。
焦りは「やるべきが多い」より、脳が処理できないときに出やすいです。
1個ルール
- 今日やることは“1個”だけ(できたら合格)
- それ以外は「明日の自分がやる」でOK
育児中だと、子どものことは自動的に発生します。
だからこそ「自分が背負うタスク」を減らします。
7)周りに頼むのが苦手な人へ:頼み方の型(短文テンプレ)
HSPほど「説明しなきゃ」「迷惑かけちゃだめ」で疲れがち。
黄信号のときは、説明を削るのが正解です。
夫・家族への短文
- 「今、黄信号。今日は〇〇だけお願い」
- 「説明できないけど、脳が限界。△△を代わってほしい」
- 「今日だけじゃなく、今週は家事を半分にしたい」
支援先(学校・療育・相談先)への短文
- 「家庭の事情で今週は負荷を下げたく、連絡は最小限にしたいです」
- 「対応が遅れます。緊急時のみ連絡ください」
“頼む”より“運用変更”として言うと、罪悪感が減りやすいです。
8)黄信号でやってはいけないこと(回復が遅れる)
黄信号の人ほどやりがちで、回復を遅らせる行動もあります。
- 予定を増やす(「気晴らし」のつもりで逆に消耗)
- 夜にスマホで調べ続ける(不安の増殖)
- できない自分を説教する(脳の負荷が増える)
- “取り戻すために”急に頑張る(反動が大きい)
黄信号は、取り戻すより、減らして戻すフェーズです。
9)黄信号→赤信号を防ぐ“受診・相談の目安”(やさしく置きます)
もし次の状態が続くなら、頑張り方を変える合図かもしれません。
- 眠れない/朝が特につらい状態が続く
- 物忘れ・集中低下で生活が回らない
- 食欲や体重の変化が大きい
- 気力が落ち続ける、希死念慮が出る
この場合は、医療・相談につながるのは自然なことです。
(記事末に相談先を置いておきます)

まとめ:黄信号の休み方は「優しくする」より「削る」
- 休めないなら、まず“減らす”
- 刺激・判断・予定・情報を削る
- 90秒回復を積む
- 今日やることは1個で合格
- 頼み方は短文でいい
黄信号のあなたは、怠けているわけじゃなくて、
回復が必要なだけかもしれません。
関連:
→「悩んでないのに動けない|HSP母のうつは『脳のSOS』だった」
もし今、つらさが強い方へ
- まもろうよ こころ(相談先の案内) https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
- こころの健康相談統一ダイヤル https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.html
- よりそいホットライン https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/soudan/tel/














