終身雇用が終わり、副業が解禁され、人生100年時代に向け寿命は延びているにも関わらず、年金は減ってしまう見込み。いつのまにか自助努力が求められて、”生きる力” が弱いと、動向の見えにくい社会に対応していけない時代に..
けれども、過敏に悩まされる人にとって、落胆するばかりの時代の変化ではないようです。インターネット速度は、5G(第5世代通信)という新技術が日本も来年（2020年）には導入されるとのこと。より高速化・大容量化され、*lot（Internet of Things）が普及し、あらゆるものがネットワークにつながれば生活は大きく変わります。親の仕事も、子どもの勉強も、そのやり方はもっと柔軟に選択できるようになるのではないでしょうか。
HSP/Cや、ASDにとって、安心できる空間で自分のペースで働けるということは、とても大切..! 特に五感も敏感な場合、働く環境による作業への影響はかなり大きなもの。フリーランスという働き方は、多くの刺激に消耗するHSPの私にとっては、個人事業主としてのリスクを差し引いてもメリットを感じます。
完全にフリーで働くことに不安がある場合は、企業に属しながら遠隔で仕事をするリモートワークという選択肢も考えられます。5Gにより通信会議もさらにスムーズになるので、リモートワークは増え続ける見込みです。
*lotとは
これまでインターネット等のネットワークに接続していなかった「モノ」が通信機能をもち、ネットワー クに接続して動作すること。
▶︎総務省IoT セキュリティガイドライン ver 1.0 を編集
場所を選ばずに仕事がしやすい環境が整っていくのだから、適応しにくい環境で無理をする必要はないということ。マコトの将来に不安は感じつつも、前向きにそう考えるようにしています。
・HSP/Cが特有の ”洞察力”を味方にすること
・ASDが ”強いこだわり”や “限定的な興味” を武器にすること
これらは、今後の高度な情報化社会に存分に活かせそう。特定の分野で有益な情報を発信していくようなスタイルは、それぞれ気質・特性に合っているといえます。現在ではネット上から、興味のある分野の一次情報を持つ方に辿り着くことも難しくありません。枠にとらわれず視野を広げて考えてみることで、敏感な人たちが潜在的な能力を発揮できる場が見えてきます。
なるべく多くの経験から興味を掘り下げていけるように..
なるべく早期に専門性を身につけていけるように..
焦らず、だけどマコトが自分らしい仕事を獲得するためには、戦略的に人生計画をしていく必要性は感じています。
現在、マコトがホームスクールという環境で自分の作品を発信しているようなスキルも、先に繋がる経験として安心材料のひとつになれば..!
そして私自身、いまはマコトの母子分離不安から仕事で自由に動くことは難しい状態。ポケットWi-fiとMacbookを持ち歩き、マコトが放課後デイのセッション中など待機の間に作業をしていますが、やはり5Gの導入は待ち遠しい限り。
場所に縛られなくなるということは、敏感さを抱える人にとっては、気質特性に合った時代が到来したといえます。
AI技術によって、クリエイティブツールがもっと便利に、身近になるとしたら..将来、クリエーターとして表現できるように、感度のいい敏感っこ達が、インスピレーションを求めて積極的に旅を経験していくようなこともとても面白い。そんなことをアレコレ考えることが、楽しい。そんな時代になってきたのだと思います。
