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心じゃなくて、脳(神経)が疲れているサインかもしれません
「悩みがあるわけじゃない」
「落ち込んでいるというより、焦りはある」
「なのに、動けない。頭が回らない。予定が崩れるだけでしんどい」
- 気合いが足りないのかな
- もっと頑張れるはずなのに
- 私が弱いだけ?
でも、もしあなたが「悩んでいないのに動けない」なら、
それは“心の弱さ”ではなく、脳(神経)が疲れて働きにくくなっているサインかもしれません。
私は息子(HSC+発達特性あり)の子育ての中で、燃え尽きのように動けなくなり、オンライン問診でうつ症状と診断されました。
その体験を「心ではなく脳のSOS」として言語化した記事はこちらです。
→「悩んでないのに動けない|HSP母のうつは『脳のSOS』だった」
今日はその続きとして、“悩み”が原因ではない不調を見分けるためのサインをまとめます。
読んで「今の自分に近いかも」と思う項目があれば、責める材料ではなく、休むための合図として受け取ってくださいね。

まず前提:HSPは「頑張れちゃう」ぶん、限界に気づきにくい
HSPの人は、刺激を受け取りやすく、深く処理しやすいと言われます。
さらに、先々までシミュレーションして備える力がある人ほど、
- しんどいのに “いつも通り” を続ける
- 休む前に “整えてから休もう” としてしまう
- 不調を「性格」や「努力不足」にすり替える
…こうして、気づいたときにはガス欠になってしまうことがあります。
ここからは、「悩んでいないのに動けない」タイプのサインを、分かりやすく分類していきます。
サイン集①:脳(認知)のサイン
“頭の回転”に出るタイプ
当てはまるものが増えたら、脳のエネルギーが枯れてきている合図かもしれません。
- 物忘れが増えた(買うもの・約束・話した内容が抜ける)
- いつもなら自然にできる段取りが組めない
- 優先順位がつけられず、些細なことから動けない
- 読んでも内容が入らない(文字が滑る感じ)
- 返事を書く/連絡するが“重い”(数行が無理)
- 小さな判断(何を着る、何を食べる)で脳が止まる
- 予定変更に弱くなった(調整ができず固まる)
ポイント:
「気持ち」より先に、処理能力の低下が目立つときは、心より脳が疲れている場合があります。
サイン集②:身体・自律神経のサイン
“気合いでは動かない”が増えるタイプ
- 朝から息が浅い/胸が詰まる感じがある
- 心拍が速い・焦るのに、行動は止まる
- 眠っても回復しない/寝つきが悪い/早朝に目が覚める
- 肩首の緊張が抜けない
- 胃腸が弱る(食欲が落ちる、胃が重い)
- 些細な音・光・匂いがつらい(刺激への耐性が落ちる)
- 人に会うと、短時間でもぐったりする
ポイント:
HSPはもともと刺激に敏感なので、不調時は「刺激耐性がさらに落ちる」ことが多いです。
しんどさが“身体から先に”来ているなら、休息が必要なサインかもしれません。
サイン集③:感情のサイン
“落ち込み”ではなく、“焦燥感・イライラ”が強いタイプ
「うつ=涙が止まらない」みたいなイメージがあると、見落としやすい部分です。
- 悲しいというより、焦りが強い
- 何もしてないのに罪悪感がある
- 余裕がなくて、些細なことでイライラする
- 感情が鈍くなる(嬉しい・楽しいが薄い)
- 自分を責める言葉が脳内で回り続ける
- “大丈夫なふり”が極端に疲れる
ポイント:
「悩んでいないのに焦燥感だけ増える」は、かなり消耗している合図になりやすいです。
サイン集④:行動のサイン
“小さなことができない”が増えるタイプ
- 片づけが突然できなくなる(いつもはできるのに)
- 料理・洗濯・支度などの家事が急に難しくなる
- 予定を入れるのが怖い/キャンセルしたくなる
- SNSやニュースがしんどくなる(情報刺激が強すぎる)
- 「やったほうがいい」が分かっているのに動けない
- 先延ばしが増えて、自己嫌悪が増える
ポイント:
“やる気がない”ではなく、エネルギーが足りない可能性があります。
ここで自分を追い込むと、回復が遅れやすいです。
サイン集⑤:HSP特有の「考えすぎ」サイン
“未来シミュレーションが止まらない”タイプ
- 未来の心配が勝手に増殖する
- 「もし〜なら」を何通りも考えて脳が休まらない
- 子どもの将来、社会の変化、先の先まで考えてしまう
- 一度考え始めると止められず、疲れても続く
- “答えが出ない問い”を握りしめてしまう
ポイント:
HSPの先読み力は強みでもあります。
でも不調時は、シミュレーションが回復の邪魔になることがあります。
(.. まさに私は身を持って体験しています)

セルフチェック:いまの私は「どの信号」?
🟢 緑(軽い疲れ)
- 休むと回復する
- 生活は回るが、余裕は少なめ → 刺激を減らして、睡眠・食事を整えるで戻りやすい
🟡 黄(要注意)
- 物忘れ・焦燥感・刺激過敏が増えている
- 「頑張ればできるはず」で空回りする → 予定を減らす/休む日を先に確保するのが大事
🔴 赤(休息・相談優先)
- 日常が回らない/眠れない/体重変化が大きい
- “動けない”が続く、仕事や育児に支障が出る
- 希望が持てない、消えてしまいたい気持ちが出る → 迷わず医療・相談につながる(あなたのせいではありません)
今日からできる「脳(神経)の負荷を下げる」小さな工夫
1)“刺激”を減らす(最優先)
- 音:イヤホンではなく耳栓/静かな時間を確保
- 光:画面の明るさを落とす、夜は間接照明
- 情報:ニュース・SNSを時間制限(見ない日を作る)
2)“考える量”を減らす(HSP向け)
- ノートに「気になること」を1回外に出す(脳内保管をやめる)
- 答えが出ない問いには「保留」タグを付ける
- 「いま考える必要がある?」を合言葉にする
3)“できない”を責めない言い換え
- × 私はダメ
- ○ いま脳の燃料が少ない
- ○ いまは回復フェーズ
言い換えって、軽く見えるけど、脳への負荷が本当に違います。

まとめ:「悩んでいないのに動けない」は、休息のサインかもしれない
- 悩みが原因ではなく、脳(神経)の疲れで動けないことがある
- HSPは刺激処理量と先読み思考で消耗しやすい
- サインは「認知」「自律神経」「焦燥感」「行動」「思考の止まらなさ」に出やすい
- 自分を責めるより、刺激と予定を減らして回復を優先していい
もしこの記事が「今の自分に近いかも」と感じたら、
あなたは弱いのではなく、頑張り続けてきただけかもしれません。
関連:私の体験(心ではなく脳のSOSとして言語化した記事)
→「悩んでないのに動けない|HSP母のうつは『脳のSOS』だった」
もし今、つらさが強い方へ
- まもろうよ こころ(相談先の案内) https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
- こころの健康相談統一ダイヤル https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/kokoro_dial.html
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